ゆうみさんの所為

__ 
今回、この企画はどのような経緯で始まったのでしょうか。
油田 
pan三重のいいところでも悪いところでもあるんですが、お酒を飲む席で次の企画が決まったりするんですよね。去年のGWに「このしたやみ」さんと一緒に安部公房の「人間そっくり」のリーディングでツアーをやったんです。金沢の打ち上げの時に、少人数で出来る芝居をしたいな、となりまして。岸田の戯曲に「命を弄ぶ男ふたり」という作品があって、あれを山中さんと二口さんでやったら面白いよねと言ってたら酔っぱらったゆうみさんが「葉桜をやりたい」と言い出して。そこに居合わせた鳴海さんを演出にしようと・・・そういう事が多いんですよ、一週間後に企画書が上がってきたりして。
__ 
ゆうみさんのせいなんですね。
全員 
(笑う)
広田 
男二人の芝居、男女二人の芝居はたくさん良いのがあって、それがずるーいと思って。「葉桜」かなとふわっと言ったんです。
油田 
最初は二本立てにしようとも言ってたんですけど、それは鳴海さんの負担が重いだろう、と。女優さんはオーディションで募る事にして。
__ 
居合わせた人たちで企画が始まっていく感、いいですね。久しぶりにそういう感じを思い出しました。
油田 
この少人数だからかえって良かったのかもしれないし。鳴海さんは別の席にいたけど。
鳴海 
私は別の席で飲んでいたんです。
山中 
小さい企画だから、色んな場所に持っていけるんですよね。何かでリクエストを貰ったら、リニューアルして持っていけるし。

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ルドルフ×このしたやみ企画 チェーホフ「熊」

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今日は宜しくお願い致します。
山口 
宜しくお願いします。
__ 
山口さんは、最近はどんな感じでしょうか。
山口 
最近は、ルドルフ×このしたやみ企画のチェーホフ「熊」(※1・2・3)の準備中です。あと、実は大阪大学の大学院に演劇学の研究室に入ったんですよ。
__ 
あ、そうなんですか。
山口 
あまりにも、お芝居の事も知らんわと思ったんです。次にやるチェーホフも、シェイクスピアも、ブレヒトも。それでいいのかなと。
__ 
昼は学校行って、夜に稽古ですか。忙しいですね。
山口 
学校だからレポートもあるし発表もあって、それ自体が勉強になるからあれなんですけど。締切に追われる日々ですね。
劇団劇団飛び道具
京都を拠点に活動する劇団。
このしたやみ
2007年2月、京都府立文化芸術会館にて行われた、Kyoto演劇フェスティバルの実行委員企画として「傘をどうぞ」「ソウルの落日」の創作を演出 山口浩章、俳優 二口大学、広田ゆうみという座組で創作した事から発足した演劇ユニット(公式サイトより)。
ルドルフ
京都を拠点に演劇作品を創作する集団。
ルドルフ×このしたやみ企画 チェーホフ「熊」
アトリエ劇研提携公演・京都芸術センター制作支援事業。公演時期:2010年1月22~25日。会場:アトリエ劇研。

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マレビトの会

__ 
今は、次に出演されるマレビトの会の稽古ですね。そこで伺いたいのですが、ご参加のキッカケは。
3号 
劇研のワークショップですね。ワークショップを4回やって、オーディションで選ばれました。
__ 
共演が、私にとっては非常に豪華な。
3号 
広田ゆうみさんですね。
__ 
凄いですよね、ゆうみさんは。稽古はいかがですか?
3号 
普通の会話劇だったらいかに役になりきって自然な流れで会話出来るかじゃないですか。そういう事じゃない、感情を乗っけるんじゃなくて役になりきれないものを求められてるみたいです。
__ 
そういう演技をする体になれ、という事なんでしょうか。
3号 
どうでしょうね。まだちょっと分からないですね。どうしたらいいのかと悩んでいます。稽古場は楽しいんですけどね。
__ 
やり応えがありますか。
3号 
本当に、毎日やり応えがありますね。学生劇団では、周りが全員学生だったので、あんまりいないんですよね、経験のある方が。それだとやっぱり吸収する事が少なくて。ただの稽古にしても、広田さんとか筒井さんの芝居を見ているだけで、なるほどと思ったり。勉強になります。

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次も

_  
次の谷さんの出演作品は。
谷  
次も地点ですね。
_  
あ、確か岡嶋さんも出るんですよね。
谷  
そうです、そうです。あと、砂連尾さんと。
_  
岡嶋さんが地点ってのが面白いですね。
谷  
私、岡嶋さんって凄いなと思って。私、昔の岡嶋さんの芝居を見た事があって。「総理」の。
_  
「総理 保科仙吉」ですね。
谷  
あれ凄いっすよねえ。
_  
ええ。
谷  
あれを生で見たかったんですけど、ビデオであんだけ凄いねんから。ビデオのちっちゃい姿で、あれだけ引き付けるって。うえええって思いましたね。
_  
実は私も最近、ある人の芝居をビデオで拝見する機会があって。広田ゆうみさんなんですけれども。ハンディカメラの、顔も見えないぐらいちっちゃい映像で、ものすごい引き付けられるんですよ。それって結構凄い事だなと思って。
谷  
ゆうみさんもいいですよねー。
_  
あの人は凄いですよね。
谷  
私は芸センの企画で初めてお会いしたんですけど、あの時に凄い人いてんねんなと思って。で、正直者の会で一緒にやれる事になって、やったーって。しかも喋ったらめっちゃいい人やったし。面白いし、可愛いし。
_  
繊細な感じも、迫力も出せますしね。
砂連尾理氏
京都を中心に活躍するコンテンポラリーダンサー。1991年より共同で活動を開始。公演活動だけでなく、ワークショップ・教育などアウトリーチ活動も活発に行う。
劇団衛星4月興行「総理 保科仙吉」
公演時期:1999年04月16~29日。会場:アトリエ劇研(京都)、シアターポシェット(神戸)。
広田ゆうみ氏
京都を拠点に活躍する女優。このしたやみ

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エチカ

広田
今は4月の、朗読劇の稽古ですね。
__
「エチカ」ですね。いかがですか、稽古の進み具合は。
広田
うーん。そうですね、まあ、どうなんですかね。体力がやっと戻りかけてきたので。
__
ああ、集中力とか。
広田
持つようになってきた、のかな。
__
何か、そのですね。非常に楽しみにしているんですけども。今回は幻想譚みたいな感じなんですかね。チラシをみた限りではそう思ったんですけれども。いかがですか、俳優のとしてのプランなどがありましたら。
広田
そうですね。朗読って初めてなんですけど、声だけで勝負できる所と、やっぱりそこに体はあるので、体で表現する所と。それを考えてみようという感じですね。宣伝としては、ピアノを弾いてくれる人がいて。劇研にピアノを持ち込んで。これ、いいのかなと思いますけどね。
__
へえ。朗読劇。どんな感じですか?
広田
ずっとやってみたかったんですよ。本が好きなので。これは絶対、一度読んでみたいと思うものもあったりします。でも、何だろうなあ。聞いている方も面白かったりするんですけど、自分がやるときになるとこれは面白いんだろうかと思っちゃったりするんですよ。
__
体を使って分かり易くするわけでも、特定の役を演じるわけでもないですしね。ダンスとは正反対ですね。ダンサーは言葉を使わないが、朗読者は体を使わない。
広田
うーん。例えば、田中遊さんの時は、本を読んでいる体で何をするか、というようなことをやったんですね。本と私の関係。それそのものを表現する方法もある。ただまあ、今回はそういうメタな事はしない。
__
そのまま、物語を表現される訳ですね。
広田
そうですね。でも、そこで読んでいる事が、何かにはなるのではないかなと。見てもらう時に先入観を持たれてしまうのでとりあえずは言えないんですが。
小さなもうひとつの場所
「別役実戯曲を『正しく』上演するためにつくられた」ユニット。藤原康弘広田ゆうみなどが参加。
「エチカ」
朗読を中心とした演劇ユニット。2006年演劇ユニットとして発足。枳穀聖子の演出作品を発表する場とする。年に一度のペースで東京を中心に活動。朗読の形式を軸に、声のもつ可能性を追求している。(公式サイトより)
アトリエ劇研
京都・下鴨にある客席数80程度の小劇場。1984年に設立し96年に「アトリエ劇研」に改称、2003年11月にはその運営主体がNPO法人となった。(公式サイトより)
田中遊氏
正直者の会主宰。脚本家・演出家・俳優。
正直者の会「円卓」
公演時期:2006年2月。会場:Art Theater dB。

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