台風と共に上陸した3人

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今日はどうぞ、よろしくお願いします。劇団しようよのパフ 1に客演される森岡さん、夏目さん、横山さんにお話を伺います、最近はみなさん、どんな感じでしょうか。
3人 
よろしくお願いします。
夏目 
3人とも同じ日に京都に到着したんですけど、その日にちょうど台風が来て。台本の読み合わせとかリクリエーションゲームをしてたら、外が。
横山 
凄かったですね。到着した時は大丈夫だったんですけど。
__ 
京都も大阪も、大きな街路樹はほとんど倒れましたよ。
横山 
若い木はしなりがありますからね。
__ 
台風と共に上陸したと。
森岡 
台風連れて来たかな。
1劇団しようよ 2018年本公演 全国ツアー「パフ」
ピーター・ポール&マリーの名曲「Puff, the Magic Dragon」をモチーフに描く、
とある島にあふれていた夢と、それを覆す圧倒的現実。
そして、「老い」と「自由」を巡る“沈みゆく島の物語”。
劇団しようよの代表作『パフ』を 東京・九州の俳優と共に、リクリエーションして全国4都市へ!
作・演出 大原 渉平
音楽・演奏 吉見 拓哉

出演 
西村 花織  藤村 弘二  大原 渉平  吉見 拓哉  川上 唯
森岡 光 ( 不思議少年 )  横山 祐香里 ( 万能グローブ ガラパゴスダイナモス )  夏目 慎也 ( 東京デスロック )

【京都公演】

日時:
9月27日(木)19:30
9月28日(金)19:30
9月29日(土)14:00
9月30日(日)14:00・18:00
10月1日(月)19:30
※開場は開演の30分前 
※上演時間は約90分の予定

料金:
・前売
一般…2,700円 25歳以下…2,200円
・予約(当日精算)/当日券
一般…3,200円 25歳以下…2,700円
・高校生…一律1,000円
※日時指定全席自由
※25歳以下・高校生の方は当日証明書をご持参ください。
会場:KAIKA

【東京公演】
日時:
10月6日(土)14:00・18:00
10月7日(日)14:00・18:00
10月8日(月/祝)14:00
※開場は開演の30分前 
※上演時間は約90分の予定
料金:
・前売
一般…2,700円 25歳以下…2,200円
・予約(当日精算)/当日券
一般…3,200円 25歳以下…2,700円
・高校生…一律1,000円
※日時指定全席自由
※25歳以下・高校生の方は当日証明書をご持参ください。
会場:北千住BUoY

【北九州公演】
日時:
11月3日(土/祝)18:00
11月4日(日)14:00・18:00
11月5日(月)19:00
※開場は開演の30分前 
※上演時間は約90分の予定
料金:
・前売
一般…2,500円 25歳以下…2,000円
・予約(当日精算)/当日券
一般…3,000円 25歳以下…2,500円
・高校生…一律1,000円
※日時指定全席自由
※25歳以下・高校生の方は当日証明書をご持参ください。
会場:枝光本町商店街アイアンシアター

【沖縄公演】
日時:
11月9日(金)19:00
11月10日(土)18:00
11月11日(日)14:00
※開場は開演の30分前 
※上演時間は約90分の予定
料金:
・前売
一般…2,500円 25歳以下…2,000円
・予約(当日精算)/当日券
一般…3,000円 25歳以下…2,500円
・高校生…一律1,000円
※日時指定全席自由
※25歳以下・高校生の方は当日証明書をご持参ください。
会場:アトリエ銘苅べース

新作「パフ」で生まれるグルーヴ

__ 
パフの稽古、今はどんな感じでしょうか。
横山 
お話の中で一週間が過ぎるんですけど、一度の稽古で一日ずつをやっている感じ。ストーリーに沿って稽古期間を過ごしてます。最初の日に台本上での関係性と、座組の中での関係性が分かるみたいな。
__ 
初演・再演のパフとは全く違う脚本になるそうですね。子供の愛情×妄想VS自然災害みたいな。
森岡 
前作が好きだったんですね。
__ 
めちゃくちゃ面白かったです。
夏目 
前作パフ面白かったですよね。
横山 
夏目さんは観てるんですね。
夏目 
王子小劇場で。
横山 
全編書き直しなので、内容とか作風も大分違う事になってますね。最初の稽古で既に完本してたんです。これから少し変わっていくと思うんですけど。
__ 
そうなんですか!では新作「パフ」、どんな公演になりそうでしょうか。
横山 
私、自分で劇団をやってるので、ツアーで公演をやるのがどれだけ大ごとなのか分かるんですけど、このメンバーで一緒にやれるのが嬉しいなと。沖縄まで行くのも初めてだし。
夏目 
メンバーが結構、個性的な人が揃ってますね。
森岡 
私たちも劇団で活動していて、京都には「劇団しようよ」というめちゃくちゃ面白い同世代の劇団があるとずっと聞いていて。で、ここ数年京都に来たりして渉ちゃんに作品を観てもらったりしてたんです。私も色々、オファーは頂いたりしてきたけど、同世代の、ライバルっちゃライバルの劇団の創作の場に出られるのって、刺激的です。どうやって作るんだろう、って。劇団に報告してます。
__ 
良い事も悪い事も報告してくださいね。
森岡 
あ、いや悪い事が無いんですよね。京都の人はすごく穏やかで。
横山 
うん。
森岡 
九州人は全員じゃないけど荒いから。血の気が多いから。
横山 
ここ(森岡、横山)は血の気あるからね。
森岡 
あはは。ある時はある。
夏目 
ふーん。
__ 
東京は血の気はどうなんですか。
夏目 
そんなに荒くないですよ。うちは平均年齢が高いので落ち着いてます。
森岡 
夏目さん落ち着いてるもんね。
夏目 
僕一人だけ年齢離れてるから。
__ 
グルーヴ、生まれそうですか。
横山 
生まれてますね。
森岡 
これからももっと、生まれそうな気がします。
夏目 
作品を通してね。もっと出来ていくんじゃないかなと思っています。

京都での滞在制作について

__ 
外から来た方によって生まれるグルーヴ、楽しみです。でも離れた土地での滞在制作って、結構ふんぎりが要ったんじゃないですか?
横山 
私、ずっと福岡でやってきたんですけど、ちょっと外に出てみたくて。そうしないと続けていられないなと。だからあえて前々から違うところに滞在で稽古してみたいなと思って。環境もすごく、良くしてくださってるから。やりたいことにトライできています。ピッピとは共演したことは無かったんですよ。知ってはいるけど、話はしたことないみたいな。東京から夏目さんもいらっしゃるしで、色んな人が集まってて、楽しいし。
森岡 
京都は住みやすいですね。方向音痴なんですけど、全部まっすぐだから。まっすぐ行けば稽古場に着くんや!って。あと、おしゃれな店と古くからある店が一緒の通りにある風景が落ち着く。
横山 
稽古場の京都芸術センターがめっちゃオシャレですよね。
__ 
京都の環境の顕著な特長は終電がないという事です。自転車を使ってさえいれば、時間を気にせずに稽古したり飲めたりする。
森岡 
なるほど。

「ままならないこと」

__ 
最近、面白いとはどういう時に感じるのか、みたいな事を考えています。表現の方法が表現の内容のど真ん中に命中していても面白いと思えないのはなぜだろう、と。正解「過ぎる」事の弊害とは?みたいな事を話したいと思っています。
横山 
劇団で芝居の稽古をしているとき、劇団員がいきなり椅子を持ち上げたんですよ。そうする理由なんて全然ないのに成立してるというか。なんでこの人がこうやったのか、理由が分からなくても成立してたんですよ。そういう、発見の瞬間が好きなんだなと思いましたね。
__ 
理由が分からない事にびっくりする?
横山 
そういうのは好きですね。考えはするけれども。感動する時も、理由を探すのが追いつかないのが好きです。共感出来る事を、自分が思い描ける形で出されても、まあ、うん、っていう。そこに驚異があった方が。
__ 
驚異があって、着いていけない、か。途中で化け物が出てきて、化け物らしくない事をし始めたら面白いですよね。
森岡 
横山さんが言ってるのは、「ままならないこと」じゃない?古典風にいう「おもしろき哉」だと思います。椅子を持ち上げるじゃないですけど、なぜそうなったかは分からない、そのどうしようもなさについて考えてしまう、そのままならなさに美しさを感じる、とかじゃない。怪獣が攻めてきてどうしようもない時、人間が始める行動って、意味とか以前に心を打ったりしませんか。
横山 
うんうん、そうかも。
__ 
A地点からB地点に行けばいいものを無軌道に行動する奴。
森岡 
話が変わるかもしれないですけど、私は余地のあるものが好きで。面白いことも面白くない事も人それぞれだから、色んなお芝居があるのが幸せな事だと思ってるんです。見に行って面白くないと思ったら、その感性も大切にしたいです。ただ、役者が演技作りに対してそういう姿勢ではいかんというのがあって。例えば2.5次元演劇は見せることだけに集中して狙っていると思うんですが、その姿勢は凄いと思います。何かしらの確固たる意志を持つ演技を、面白いと思います。

嘘つきと最愛の人

森岡 
逆に、嘘を付いている演技は面白くないと思いますね。凄くいい台本なのにスタッフワークがぼろぼろだったり、キャスティングが変だったり。観づらいものが嫌いかな。面白くないものも好きなんですけど、なぜこうなったかは考えちゃいます。
夏目 
自分が面白くないものを観るのは、体験として勉強になりますよね。
__ 
演技自体は虚構なんですけど、「そこまで怒る?」みたいに、流れを無視して唐突に怒鳴り出したりとか。以前出演した舞台の稽古で、最愛の人が目の前で殺されて倒れた時、ちゃんと見ずに「うわーっ」て叫んだりする。いや嘘だろ、本当に死んだと思ってるのか、って。普通は駆け寄るし。外国映画みたいに叫んでたんですよ。リアクションの演技として、間を置かずにすぐに反応してほしい、という演出の指示を誤解してたみたいで。でも、想像するしかない仕事じゃないですか。目の前で最愛の人を殺されたらどうなるかは妄想するしかないけど、自分だったらどうかの妄想が出来ていないと、「ウソつき!」って思います。
__ 
リアリティの問題かな。
森岡 
リアリティかな。誇張するという演出なら全然いいんですけど。少なくとも、芝居の度合いに合わせて、調整出来るかどうか。何でも役作りじゃないな、と思いますね。
__ 
こうはしないだろう、という演技だって、リアリティを持ちうる訳じゃないですか。いきなり椅子を持ち上げる、その理由の無さにも私はリアリティを感じるんじゃないかと思います。そこに理由は無かったんですよね?
横山 
うん分かんない、けど無かったんじゃないかと思います。
__ 
ピッピさんがその光景を見てたらどう思ったんでしょうね。
森岡 
笑ってたでしょうね。
横山 
逆に、私にはその行動が本当に見えたから面白いな、と思ったんでしょうね。その役者が(これ面白いかな~)と思ってやられてたら面白くなかったと思う。
森岡 
無意識でしょうね。
__ 
夏目さんはいかがですか?
夏目 
聞いていて思ったのは、演劇ってやっぱり正解がないのが楽しいところで。稽古で「みんなでここを目指そう」と、目的地を一致させてもあまり良いものにはならないと思っていま。もっと、チームの状態だとか、その場で偶然起こった事が反映されていたら、目的地と全然違ったとしてもそれは結構面白い作品になっているんじゃないかなと思うんです。そこが大事で、全然想定していない「椅子を持ち上げる」みたいな演技が起こったとして、それを面白がれる環境が大事だと思います。大原さんの良いところってソノ辺りが柔らかくて、俳優がたまたまやってたエチュードを「あ、それいいね」ってどんどん取り入れようとするんですね。作品を良くする一つのポイントなんじゃないかなと思います。
横山 
渉ちゃんは確かに柔らかいですね。
夏目 
何かアイデアを持って言ったときに「いや、僕がイメージしてたのはそれじゃない」とかは言わずに、「うーんそうね、うーんそうね」って、考えてくれるんですよね。
横山 
そうそう、「うーんそうね」言うね!考えて来たことを最後まで見てくれて、違ったとしても優しく伝えてくれるから、こっちもやりやすい。試し試しの稽古が一日一日、続いている感じです。
森岡 
大原君って、やってみながら作りたい人なんだなと。
横山 
劇団員の弘二くんに無理難題を与えててそれが見てて面白いんですよね。やっぱり作る人なんですよ。絵を描く人だし。塗り重ねてる感じ。上手く塗り重ねられていけばいいなと思います。
__ 
塗り重ねられて、そして削ぎ落とされていくと。
森岡 
油絵やってたからかな。ベースに女の人の絵が描かれてたのが風景画になったり。
横山 
パフも前作があったのが、今作るとなると違うってなっちゃったのかな。でも前のやつが無かったら今回のは書けなかっただろうし。
森岡 
全く離れている訳じゃないんですよね。
夏目 
大原さんのなかで、パフが変わって行っているんですよね。
横山 
前作が離れ島の話だとしたら、今回は陸の方がみれますよ、みたいな。

質問 川上 唯さんから 皆さんへ

__ 
前回インタビューさせていただいた、川上唯さんから質問を頂いてきております。
森岡 
おっ、きゃみーだ。来いよきゃみー。
__ 
「子供の頃、どんなお姉さんが好きでしたか?」
横山 
どういう事?
__ 
川上さんは最近、いい女になりたいと思っているらしくて。その思いからの質問だと思いますが。
森岡 
可愛いななんか。いい女だったら、中学の頃は小雪が好きでした。雪のような、なんか儚いけどしっかりした。大人の女みたいな。
__ 
横山さんはいかがでしょうか。
横山 
子供の頃・・・?憧れていたお姉さんなんかいなかったよ、お姉さんに憧れずに生きてきたかも。あんまり女おんなしていない、その人らしい人が好きです。女性で短髪が似合うとか。
森岡 
あー、そっちね。
__ 
夏目さんは。
森岡 
どんなおねえさんが好きだったんですか。
夏目 
子供の頃ですよね?TVで見ていたのは松田聖子さん。
横山 
あー、いい時代。誰が好きだったんですか。
夏目 
中森明菜さん。ちょっと影のある感じが好きで。
__ 
今は。
夏目 
全然変わって、大人になってから広末涼子が好きになりました。
横山 
分かります。変わりますよね。私も大人になって田中裕子さんが好きになりました。さらに大人の。あの睨んだ目がたまらない。
__ 
もう一つ、川上さんから質問があります。「マクドナルドで好きなメニューは何ですか?」
横山 
若いよー。マクドナルドに好きを求めて行かないもんなあ。
夏目 
無い・・・。
森岡 
私は、一番好きなのはグラコロです。
__ 
横山さんは、マクドナルドは好き嫌いで言うと・・・?
横山 
普通に行きますけどね。作業のお供で。マックシェイクかな。
夏目 
何味?
横山 
今はバニラとストロベリーとバナナしかないんだっけ。
森岡 
チョコ美味しかったですよね。ミルメークみたいで。期間限定の味とか。
横山 
後は普通にポテトとジュース頼むぐらい。
__ 
分かりました。ありがとうございました。
横山 
いや夏目さんは。
森岡 
何味が好きか聞いてくるという事はマック知ってるでしょう。
夏目 
照り焼きバーガーってことで。
横山 
王道ですよね。
__ 
ちなみに私はチーズバーガーのケチャップ抜きです。

質問 まつながさんから 皆さんへ

__ 
前回インタビューさせていただいた、まつながさんから質問を頂いて来ております。「子供の頃、どんなゲームで遊んでいましたか?」
横山 
兄がゲーマーだったんですけど、私はへたくそで。余りの弱さに爆笑されたことがあります。マリオがすぐ落ちて。あまりハマった事はない。あ、でもマリオカートも出来ます。ぷよぷよも出来ます!
夏目 
ほお、何連鎖?
横山 
・・・。
森岡 
私15連鎖行きます。
夏目 
15はちょっとおかしいよ。
横山 
うっそやろ、3連鎖ぐらいでしょ。
森岡 
いや行く、行かないもん?あ、ぷよぷよの種類が違う。
横山 
行ける奴がある。
__ 
昔のぷよぷよは相殺が無かったので、10秒以内に5連鎖もしくは4連鎖2コンボを組めば勝ちでしたね。
横山 
そうなんだ。
森岡 
あと、スーファミの「マーヴェラス」って冒険謎解きゲームがあったんですけどそれが好きでした。
夏目 
大学生から、ゲームに費やせる時間とお金が出来た時代にプレステでFF7が出ました。やりこみましたね。
__ 
羨ましい!

劇場の瞬間

__ 
劇場で、どんな一瞬があるといいですか?
森岡 
自分が制作もやるからかもしれんけど、制作さんが座ってご飯を食べられる現場は幸せだと思います。私が自分の劇団で立って何か食べよう時は相当切羽詰まっとう時と思ってるから。急いでるのもあるけど、ちゃんと座って食べるのは大事。
夏目 
大事ですね。
横山 
私は、本番が始まる最初の瞬間に客席が暗くなるとき。始まるぞーって。でも今はするんって始まる、開場中から始まってる芝居も好き。だけん、足を踏み入れる瞬間が好きですね。
__ 
パフも、どういう始まり方をするかは分からないですけど、期待ですね。
横山 
自分が劇団やってるから思うんですけど、奇跡的な瞬間があるんですよ。行けるかどうか分からない状態でトライしたことが成功したり。
森岡 
好きな瞬間は結構たくさんあるけど、あって欲しい瞬間となると。
夏目 
なんだろうなぁ。衣装を着た時かな。
__ 
ああ、それは観客は知る由もないですね。役者が衣装を着る時は分からない。
夏目 
僕、着るタイミング早いんですよ。
横山 
あ、あたしも結構早いかも
夏目 
僕ね、30分前。
森岡 
早い!私は5分前。
横山 
あたしは1時間前。
夏目 
早い、それは早いですね。
横山 
いや、全部準備して落ち着きたいタイプだから。とりあえず1時間前になったら準備して。
森岡 
そんな長い間どうするんですか。
夏目 
いやぼーっとしてるんですよ。その瞬間が好きですね。
__ 
逆に5分前というのは焦らないですか?
夏目 
意外とそういう人は多いですよ。
森岡 
私、その前で汗かいちゃったりご飯食べたりして衣装を汚したくないんですよ。歯磨きも。全てをインナーの状態でやるんですよ。でも逆に着物の時は数時間前から着ておいて慣れさせないといけなかったり。衣装と役によって変えます。

色気、諦めない、巡らせること

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
森岡 
私もいい女になりたいですね。色気があるようになりたい。
横山 
ある、感じやけどねえ。
森岡 
「黙れ」って言われる。
横山 
あ、そうね。
森岡 
ほらね、みんな「そうね」って言う。エロいという意味じゃない色気は役者にとってもきっと大事で、何か滲み出るものみたいな。色気のある人生を送りたい。俳優としても女としても。
夏目 
僕は諦めの悪い人が好きなので。諦めの悪い俳優になりたいです。
横山 
いやマジで、夏目さんがレクリエーションゲームをやってる時の諦めの悪さは、俳優っぽいなと思います。
夏目 
僕は割と、色々なことがどうでもよく生きている人間なので。俳優を続けていくということに関してだけは諦め悪くいきたいなと思ってます。
森岡 
まとめた~!
横山 
そうですね、続ける云々の話になってくるじゃないですか。私さっきも言ったけど、続けるために一度外に出たようなもんやから。攻め方。いろんなことがやりたいです。集中して一点突破でやってきたから・・・考え方を、巡らせていきたいなと思ってます。今こうやってしゃべってるけど、3ヶ月後は別の話している、そんな可能性もあるわけじゃないですか。そんな風にして生きていきたいと思ってます。そうしたら、他の色々なところに出て、沢山の人と話せるような気がします。変えていきたいというわけじゃなくて、巡らせていきたい感じですかね。
__ 
色々な考えを巡らせ方もありますからね。
横山 
そう、自分の考えをきちんと持たないといけないと思っていたら頑固になってしまった時期があって。言ってしまったんですけど、もう少し柔軟に話せればよかったなと。できるだけ柔らかくいたいですね。
__ 
何も言わないままだったら搾取され続けるだけですけどね。
横山 
それも思ってたんです。だからこそ、「あなたはそうですね」と、避けていければと。
森岡 
私も頑固だし、自分の意見を主張すると「はい正論ー」って言われるんですよ。私は真っ当なんですよ。自分ではふざけてるつもりなんですけど、真面目なんですよね。物言いもストレートだし。この2、3年は柔らかくなろう、というのがテーマです。柔らかくなったことで、結果的に広がったんですね。今度は逆に、柔らかくなったことで失った、芯の部分を新たに再構築するべき時なんですね。その核になってくれそうなのが色気なんです。何でもかんでも真面目にやるのは違うし、だからと言って自分の好きなことだけをやるのは違う。そのちょうどいいところを行けるのが色気、だと思っています。色気のある人生を送りたい。

鶴屋吉信のお菓子

__ 
今日はですね、お話を伺いたお礼にプレゼントを持って参りました。夏目さんにはこちらです。
森岡 
すげえー。
夏目 
あ、煎餅。
__ 
甘さ控えめのものです。お二人にはこちら。
横山 
すごーい。可愛い。
森岡 
柚子餅やって。
(インタビュー終了)