Quiet.Quiet「赤色エレジー」 1

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今日はどうぞ、よろしくお願い申し上げます。高山さんは最近、どんな感じでしょうか。
高山 
最近はQuiet.Quietの「赤色エレジー」の稽古をしています。
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そうなんですよね。稽古はいかがですか。
高山 
不条理劇なんですけど、こんな戯曲やるんだな、と。これどうやって面白くするんだろうと思ってたんですが、最近面白くなりそうだと思えてきました。稽古を初めて2・3週間なんですけど。
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なるほど。どんな作品になりそうでしょうか。
高山 
匿名劇壇の佐々木さんが主人公なんですけど、学生運動してるんですよね。その中でのお話です。
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立松和平の「光の雨」を読んだんですけど、陰惨な話でした。学生運動の内ゲバってどうしても。
高山 
僕も最初台本を読んだ時はかなり陰惨な雰囲気を感じたんですけど、演出でどうなるかを楽しみにしてほしいです。とにかく、作品作りで戦っています。頭抱えて、うわあ難しいなあとなりながら戦っています。
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楽しみです。
1Quiet.Quiet
2013年9月設立。団体名称はQuiet.Quiet (クワイエット.クワイエット)。 Quiet.Quietは身体性に特化した演劇表現にて心象風景を浮き彫りにし、世界の何処に行っても直感的に理解ができる表現、言語での理解を必要としない演劇を究極的な目標としています。 また、Quiet.Quietは演劇作品の発表だけに留まらず、様々な分野で活躍するアーティストやクリエイターとの共同制作を通して、前衛的な作品・公演の発表、海外進出を予定しています。(公式サイトより)
2Quiet.Quiet「赤色エレジー」
公演時期:2015/2/25~3/1。会場:KAIKA。

高山さんはジャグリングがうまい

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さて、去年高山さんが参加された日本海。面白かったです。稽古場見学に寄せさせて頂いたんですが、稽古場でジャグリングの練習をされていましたね。楽しそうでした。上手でしたよ。
高山 
半年前からジャグリングを始めまして。稽古のアップにいいなと思って持ち込んだんですよ。
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稽古場のみんなが影響を受けて行っている感じがあって、イイ感じでしたね。
高山 
去年、あるフラッシュモブに参加して、そこで偶然京大のジャグリングサークルの方と知り合って。触発されたんです。実は高校の時もジャグリング部に入ろうと思ったんですけど、結局器械体操部に入りました。彼によって当時の熱が蘇ってきたんですよね。集中力もいるし意外に運動量もあって、家でもやっています。
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ジャグリングって脳のストレス解消にもなるみたいですね。手を動かす時に三次元的な把握をするので、認識能力のストレッチになるとか。
高山 
ボケ防止になるそうですね。今の稽古場でも続けています。ちょいちょい、やらせてって言われたりするんですよね。広まっていければと思います。

日本海 第一波「カゾクノカタマリ」 2

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カゾクノカタマリ」。大変面白かったです。ご自身としてはどんな作品でしたでしょうか。
高山 
ありがとうございます。勝二さんからお話を頂いた時に、僕自身を生かしたいと言って下さって。あんまり深い事を考えずに、自分だったらこうするだろうというのを出来るだけ忠実にした、という感じでしょうか。
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そう、役者の人が語る個人的な思い出、という報告劇みたいな形なのかな、いや、それが見やすく加工されて編集されていて、その塩梅がとても趣味が良くて、分かりやすく楽しめる形になっていたと思うんです。高山さんは思い入れのあるシーンはありましたか。
高山 
岩崎果林さんが僕の母の役を演じられていて、子供を演じる僕が公園で迷子になっていたところをそのお母さんに見つけられたシーンがありまして。それを受けて、芝居の後半で、呆けた母を僕が探すシーンですね。僕はあの芝居でははしゃぐ役回りだったので、その分大事にしたいシーンでした。やればやるほど、果林さんが僕の母に似ているように見えてきて。辛かったですね。
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覚えています。寂しいシーンでしたね。
3日本海 第一波「カゾクノカタマリ」
公演時期:2014/12/4~8。会場:あああああああ。

尖った奴でいること

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高山さんがお芝居を始めたのはどんな経緯があったのでしょうか。
高山 
僕は同志社大学の第三劇場から始めたんですけど、大学に入った時は全然、演劇をやろうとは思っていなくて。とりあえずどこかのサークルには入ろうと思っておりまして、例えばバレーボールサークルとかに入ろうと思っていたんですけど、でも運動系のサークルは京田辺キャンパスにしかなくて。今出川キャンパスには文化系しかなかったんですよ。どうしようと思って。入学時にはいっぱい、サークルの新入生募集のチラシをもらったんですけど、そこに第三劇場のチラシがあって。ちょっと調べたら生瀬勝久が昔いた、らしくて、それでなんとなく入ったらこんな事になってしまって・・・(笑う)
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なるほど。
高山 
本当になんとなく、深く考えて芝居を始めた訳ではないですね。今続けていいるのは、こうやって色んな所に出させて頂いて、もっと自分の存在を世に知られたいなあというのが働いて。というか、子供の頃から自分は普通のサラリーマンにはならないだろうなと思ってたし、親にも「アンタは普通に就職とかしなさそうだね」と言われてたし、今はとにかく冒険してみたいなと思って。フリーター1年目です。就活もせず、みんなが就活を始めると同時に金髪にして、シーズンが終わったところで戻して。尖った奴とゼミの友人から言われていました。
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演劇を始めた頃にご覧になった、衝撃を受けた作品はありますか?
高山 
今はもう無くなってしまったんですけど、ひげプロ企画ですね。凄すぎて。引くと同時に、出演された方への憧憬があって。

タグ: 学校の新入生歓迎 衝撃を受けた作品 尖った事をやりたい

質問 野村 有志さんから 高山 涼さんへ

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前回インタビューさせて頂きました、オパンポン創造社の野村さんから質問を頂いてきております。30歳の時、あなたは何をしていますか?
高山 
キツい質問ですね・・・理想は、八嶋智人みたいになりたいですね。なんとかそれを現実に出来るように頑張ります。あの感じが本当に好きで。
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分かります。
高山 
自由というか、あの人のポジションが凄く好きで。目指したいというか。

自分を変えた、ひげプロ企画とピンク地底人

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これまで、自分を変えたキッカケとなった舞台はありますか?
高山 
ひげプロ企画の旗揚げ公演「蒲田行進曲」に参加した事ですね。ヤスという、最後には階段落ちをする役をやらせてもらいました。二回生の時です。それまでは芝居は飽くまで趣味で、一段落ついたら就活しようと思ってたんですけど、僕の芝居の出来が全然駄目で、家帰って泣いたりして。芝居始めて1年半くらいでしたが、7?8分ぐらいの長台詞があったんですよ。
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おお。
高山 
その公演が本当にしんどくて、その時の記憶があんまりなくて。終わって1ヶ月くらい、ぼーっとしてました。でも、それを見に来て下さったピンク地底人3号さんから出演のお誘いをいただいて「マリコのために」に出たりして。その二つの作品が転機だったと思います。
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その前後で、どんな違いがありますか?
高山 
とりあえず、自分のサークルとは距離を置きました。なんて言うんですかね、飽くまで僕の周りを見ての意見ですが学生劇団はやっぱりサークルだなと思いました。友達とワイワイしたい子と、本気で芝居をやりたい子が綯い交ぜになってて許される空間だし。嫌になったら出ていけるのもあったので。

タグ: めっちゃ泣いた・号泣した 一段落ついた

風に身を置く1

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いつか、どんな演技が出来るようになりたいですか?
高山 
見た人が、自分もああなりたいと思ってくれるようなお芝居ですかね。そのお客さんがお芝居やってるかどうか関係なく、TVしかりYoutubeしかり、そう思わせるような人っていると思うんですけど。いまの自分も、そういう人たちの姿を心に置いてやっているところもあって。お芝居というか、人としてみたいなところもあるかもしれないです。
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舞台に立っている時の高山さんの軽い感じが好きなんですよね。飄々と立っているようで、でも緊張感がある。
高山 
ありがとうございます。知らない人に、僕を見ていただいて「ああなりたい」と思っていただけたら嬉しいです。もちろん作品も面白いと思って頂けたら嬉しいです。

タグ: いつか、こんな演技が出来たら

風に身を置く2

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この人といつか、作品を作りたい、そんな方はいらっしゃいますか?
高山 
作品作りというか、演劇以外の場にも興味があります。コント師であるとか、パフォーマンスであるとかの間に小芝居を挟んだり。違う畑の人と一緒に作って、考えを伺ってみたいと思っています。
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というと。
高山 
お芝居を5年やってきて、いや5年しかやってないんですけど、良く分からない事ばかりで。その中でこう、自分に違う風を入れるというか。もっと良く分からなくなるかもしれないですけど。
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新しい風。
高山 
ジャグリングに出会ったのも何かの縁ですし、もっと他のジャンルにも出会っていきたいなと思っていますね。
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今後、どんな感じで攻めて行かれますか?
高山 
もっと、自分から自分を売り込んでいきたいなと思います。積極的にヨソに行きたいです。基本受け身なので、ちょっと、WSしかりオーディションしかり。本当に腰が重いので、動かざるをえないところに自分を置こうと思います。

言葉にするとそこでそれが固定されてしまう気がして恐怖症

高山 
本当に僕はお芝居において、自分の考えを言葉にするのが下手で。考えるよりは感じる事を大事にしているんだと思うんですが、例えば演出家に「いま、どうだった」と言われても、何か・・・
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ええ。
高山 
困ってしまうというか。お芝居って矛盾する事を同時に進めないといけなかったりするじゃないですか。考えない演技を考えてする、とか。そこを言語化するのが本当に難しくて。twitterとかで、自分の演劇に対する考えを書く人がいますけど、考えが固定されてしまう気がして。この言葉に出来ないふわふわしたものが、割と今の自分にとって大切なものであるというか。
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なるほど。
高山 
自分の考えを言葉に出来ないことに対して、悩んでますね。
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演技を実践するというのは凄く大切ですけど、感覚を言葉に分解する試みも、また一つの実践だと思っています。評論する事で整理される情報はあり、もちろんそこで無くなってしまう情報もあるんですけどその勇気を持つのも、前に進む為の力になるかもしれないですよね。

タグ: わたしとわたしの矛盾 言葉以前のものを手がかりに

ドア掛け型フック

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今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持っていまいりました。
高山 
(開ける)これは・・・!?
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ドアに設置するタイプのフックです。
高山 
はい、頑張って掛けるところを探します。多分、あります。

(インタビュー終了)