建仁寺ワークショップ「おどるからだ つたえるからだ」note

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このワークショップは、去年も確か。
山脇
はい。去年からやらせてもらってます。
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どんな事をされているのでしょうか。
山脇
ええと、体をほぐして。私昔、インプロを習ってて。即興演技に体を持っていくみたいな。やりとりする体を作る感じです。子供さんが来るから、そういう時は凄く楽しいですね。
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なるほど。
山脇
昨日、芸センnoteに赤ちゃんを連れて待っているおばあちゃんがいて。喋ってて。明日こんなんやるんです、って言ったら割とそういうのが好きな家族の方で。
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うん。
山脇
今日来てくれました。嬉しい。
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お客さんが増えたと。
noteヨーロッパ企画
98年、同志社大学演劇サークル「同志社小劇場」内において上田、諏訪、永野によりユニット結成。00年、独立。 「劇団」の枠にとらわれない活動方針で、京都を拠点に全国でフットワーク軽く活動中。本公演では、代表・上田誠の作・演出による、ある一定のシチュエーションにおける群像劇を数多く上演。(公式サイトより)
note建仁寺ワークショップ「おどるからだ つたえるからだ」
山脇さんは講師として呼ばれていた。
note京都芸術センター
京都市の中心部にある芸術振興の拠点施設。元明倫小学校であった建物を再利用するかたちで設立された。ここの上演スペースでも毎週のように公演が行われている。

タグ: 群像劇

バック・トゥ・2000「冬のユリゲラー」note

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東京の公演期間、一週間くらいでしたっけ。
山脇
十日間かな。愛したまま終れるように。
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ええ。
山脇
東京のお客さんは感じが違うので。きっと。大阪でやっちゃった分、苦労するので。きっと。いつもは東京で芝居を高めて、大阪で遊ぶみたいな流れなので。今回は大阪では笑ってくれたけど、東京ではお客さんは笑わないから・・・。
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ああ、笑わないんだ。
山脇
大阪の人は、結構早い段階で笑ってくれるけど。どうだろうか。スズナリだから、「スッ」と観られると思う。そんな気がする。
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面白いなあ。今回の、「桜井 米」ですよね。
山脇
ヨーロッパに入って初めて名前のある役。
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そうなんだ。
山脇
上田さんが「役に名前のあるのはあんまり・・・」と思い初めてから入ってるから。
(注・東京のお客さんも笑って下さいました。杞憂でした(山脇))
noteバック・トゥ・2000
「苦悩のピラミッダー」「冬のユリゲラー」「衛星都市へのサウダージ」を、 3本連続再演するという企画。まずは先の2本「苦悩のピラミッダー」「冬のユリゲラー」を、ヨーロッパの役者陣が2チームに分かれて上演し、そののちに、再び1つにまとまって、「衛星都市へのサウダージ」を上演する、という流れ。3公演それぞれを、大阪・東京の2都市で行い、計91ステージという途方もないステージ数となった。(公式サイトより)

ムーミン

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山脇さんは、その、京都に来たのはどうしてなんでしょう。
山脇
京都に来たのは、ヨーロッパがあったからです。ヨーロッパやりにきた感じです。
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ああ・・・。なるほど。どこでヨーロッパを知ったんですか?
山脇
あ、2002年のユリゲラーです。東京初進出の。当時、チケットが安くて面白そうな公演を沢山観に行っていた時期で。観に行ったら面白くて。
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あ、オーディションをしていた時期があったんだっけ。そこで?
山脇
オーディションには間に合わなかったんですよ。パソコン無かったし知らなくて。でムーミンnoteの時に上田さんと喋ってて。
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うん。
山脇
で、丁度その時ヨーロッパが男七人になっちゃった時期で、女優がいなくて。次はごちゃっと出したい言っていた時期だったらしいから、声が掛かった。
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ムーミンか。感慨深い作品です。手伝ったしね。
山脇
あー。
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チラシ撒いてたんだけど、店の人の反応が良かったですね。作品も、チラシの感じを裏切らない感じで。
山脇
ヨーロッパはチラシがいいのがいいですね。
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本当に。
山脇
そこが、お客さんとしても好きだった。ムーミンの時も、観に行こうと思って飾ってたし。飾ってかわいい芝居のチラシなんてねえ。なかなか。
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部屋に飾れるんだもんね。キレイ、かっこいいっていうのはありそうな感じはありそうだけれども。山脇さん、ヨーロッパに入りに京都に来たっていうのは、中々すごいなあ。
山脇
あれは22、3歳だったから出来た暴挙で。
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暴挙か。
山脇
暴挙というよりは、病的な思い込みというか。それぐらいの年齢だったから出来た。周りもよくやるわと思ってたらしいです。今だったらそんな勇気があったかどうか。
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山脇さんは、つかこうへいの研修所にいたんですよね。
山脇
そうそう。十期生か。未だに仲の良い人もいるし、何をしているやら分からない人もいるし。
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ねえ、東京に凱旋じゃないですか。
山脇
ねえ。
noteヨーロッパ企画 第15回公演「ムーミン」
公演時期:2004年5月14~6月3日。会場:愛知・東京・京都各地にて。

タグ: つかこうへい

おばあちゃん

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今後、役者としてどういう方向を目指されるんでしょうか。
山脇
えー。それ、前も誰かに聞かれてもやもや返したんですけど。
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もやもや。
山脇
色々な想いがその瞬間にあって。憧れとかも。でも、神様が「こっちじゃないの」って言う方向に行くと思うんですよ。きっと。いくらやりたいなあ、と思った事でも、逆立ちしても出来ない事は神様はやらせてくれないと思うし。多分。あえていうと、演劇集団「円」に井出みな子さんというおばあちゃんの女優さんがいて、その人みたいになりたいですね。
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それは、どんな人なんですか?
山脇
おばあちゃんです。幾つぐらいなんだろう。おばあちゃんの役で、森光子みたいなんではなくて、最初から最後までおばあちゃん。
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ほお。
山脇
かわいいんですよ。おばあちゃんになった時におばあちゃん役をやれたらいいなあ。あれは、うらやましい。うん。
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それはもう、上手い下手を越えたレベルでしょう。きっと。
山脇
越えれるでしょう、きっと。40、50を越えたらあとはもう年輪で。
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面白いですね。
山脇
ずっと芝居やってたいですね。お芝居しか出来ないからなあ。それ以外は何も。出来ないんですよ。
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何それ。自虐的な。
山脇
何にも楽しみを見出せない。本番が終ったら廃人みたいになって、訳も無く泣き出す感じになって。お芝居がないと全然ダメ。お芝居をやってる、というのは私にとって一本の柱で。胸を張れる事なので。それを知らない他人と接するのは、柱のない人と思われるので、怖い。自信を持っていられるポイントがそこしかないんですね。きっと。絵が描ける訳でもないし、目の醒める文章も書けないし。頑張ってお金を取れるようになります、と言えるのがお芝居だけ。
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なるほど。
山脇
そうです。
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情熱的ですね。
山脇
いや、奥がないんですよ。本当、奥がないのが嫌なんですよ。一本しかないってのも、永野さんとかみたく凄いレベルにはいってなくて。まだまだ全然低いから。頑張らんといかんですね。

ユリゲラー

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ユリゲラー。私は初演をビデオで見ているのですが、諏訪さんの芝居が何か凄く新鮮でしたね。二回観てるのに。
山脇
私が諏訪さんを凄いと思うのは、ヨーロッパの中心で純粋培養されてるみたいな感じなのに、いつのまにかぐわーんと上手くなってるっていうのが凄いなと。へろっとやってるのかなあ、と思ってたら、稽古中に話してるのを聞くと凄い考えてる。ナチュラルにやってるのかなと思ってたら、実は計算されてたりとかして。
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そうなんですよね。
山脇
すごくクレバーに演技してる人なんだと思って。
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何というか。演劇とは、という話になるんですが。目の前で人が演技をしていて、それを私がどう受け止めるか、という話だと思うんですよ。単純にすると。それの一連が上演された作品で。で、その上で役者が「これこれこういう訳だから、ここでこういう式をもってこの結果が出ればこういう印象を与えられる」という言わば計算をして、組み立てていくのが、基本だと思うんですよ。ヨーロッパの場合は、物凄く大きな計算をしているようには見えない、というのが凄いんじゃないかなあと。
山脇
あー。
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たとえば、諏訪さんなり中川さんなりが他の人のプランを把握して、それぞれ他の人の、式と結果の違いを意識して絵を作っていくところとか。それが上演時間に従って広がって、でも、複雑には見えない。全て平易でスマートな表現だから。冬のユリゲラーとかはその辺が凄く上手くいってて。
山脇
ねえ。そうっすね。
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あれはよく出来ている。だから、ユリゲラーはヨーロッパ的な芝居の最たるものと言っていいと思う。
山脇
ああ、中川さんも「サマーが代表作だと思われてるけど、実はユリゲラーが代表作です」って。最初の伏線がパチパチと嵌っていくのがすごく面白いと思う。

SOUSOUの小皿・袱紗・干菓子

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山脇さんはですね。私が初めて出会う、芝居で生きてきた女性なんですよ。つかこうへい研修所にいたというのが。
山脇
あー。つかにいた人自体、あんまりいないんですよ。女の子は年に2・3人くらいしか入らないから
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そうなんですか。
山脇
そういえば、つかさんが賞をもらったとか。
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ああ、紫綬褒章。
山脇
おめでとうございます。
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今日はですね。お話を聞かせていただいたお礼にプレゼントがあります(渡す)
山脇
えー。開けていいんですか。
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どうぞ。
山脇
ここ、可愛いなと思って全然手が出せてなかったんですよ(開ける)。
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袱紗と。
山脇
これは、なんですか。・・・いいですか、ビリビリで。アメリカ流で。
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どうぞ。
山脇
うわあ、凄い。もったいないぐらい可愛い。この数字は?どんな意味が。
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いやあ、多分ないです。
山脇
うわあ。ありがとうございます。これ、私も誰かにあげます。
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その干菓子をですね、お皿にあけて出す、という形だったんですよ。
山脇
うわ、なるほど。可愛い。

(インタビュー終了)